ます。
塩分の過剰摂取には細心の注意が必要とされます。
動脈硬化が引き起こすおそろしい疾病群
まず動脈硬化とはどのような状態のことをいうのでしょうか。
動脈硬化とは、血管(動脈)にコレステロールや中性脂肪などがたまって、詰まったり、硬くなったりしてスムーズに血液が流れなくなる症状をいいます。
日本人の死因の3分の1を占める心疾患(狭心症、心筋梗塞など)や脳血管疾患(脳梗塞、脳出血など)のベースになるのは、この動脈硬化です。
動脈硬化は、年齢とともに進行していきますが、その進行を加速させるのが、日々の食べ物です。
動 物性脂肪の多い高カロリー食は、血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を増やし、それにともなって過酸化脂質を増加させます。
それらが血管壁に付着して血管を詰まらせたり、血管が破れたりする主因になります。
"動脈硬化予防"になる食品や健康食品、あるいは喫煙により動脈硬化が促進するなどがそうです。
この動脈が硬化するという血管の変化は、老化現象のひとつで「人は血管から老いる」ともいわれています。
しかし、個人差はありますが10歳頃からすでに動脈の硬化は見られ、早い人では30歳位ではっきりとした動脈硬化が現れるといわれています。
また、生活習慣の欧米化にともない狭心症や心筋梗塞といった心臓の病が年々増加の一途をたどっていますが、これらの病気の原因の大部分は、動脈硬化が進むことによって起こります。
しかし、このような血管の変化は生活習慣や食事・適度な運動をすることで予防ができ、進行を食止めることが可能です。
そこで、今回の処方せん豆知識では、動脈硬化がどのようにして起るのか、また動脈硬化を促進する危険因子にはどのようなものがあるのかということについてお話ししたいと思います
このような事態をおこします。
@狭心症。
動脈硬化によって冠状動脈の内腔が狭まり、血液の流れが悪くなると筋肉に酸素や栄養が十分届かなくなります。
狭心症は、その状態が心筋に起きたもので、心筋に痛みを起こすようになります。
A心筋梗塞。
冠状動脈からの血液量が著しく少なくなると、心筋の細胞はエネルギー不足になり、壊死していきます。
発作の痛みは、狭心症よりもはるかに強く、心不全、肺水腫、心臓マヒなどの重大な合併症を起こす事もあって、死につながる事もあります。
B脳梗塞。
脳動脈の内腔が途中で詰まってしまい、その先に血液が行かなくなり、脳細胞が壊死を起こす病気です。
C脳出血。
動脈硬化が進むと、脳を取り巻く細い動脈の弾力が失われ、コブのようにふくらんでいきます。
これを動脈瘤といいますが、そこに高い血圧がかかるとコブが突然、破裂し、出血を起こします。
流れ出た血液が固まって血腫となり脳の組織を圧迫して、さまざまな神経障害を引き起こします。
これらの疾病を引き起こします。生活習慣、食生活の総点検を!
動脈硬化にならないための予防対策
動脈硬化の危険ファクターは様々ありますが、そのなかでも大きな影響を及ぼしているのが活性酸素とLDLコレステロール、いわゆる悪玉コレステロールです。
これらふたつが結びつくことによりって悪玉コレステロールが酸化し、動脈硬化を助長する結果を招きます。
そこで、これらが結びつくことを妨げられれば、動脈硬化の予防に繋がります。
つまり、活性酸素と悪玉コレステロールが結びつく前に、活性酸素と結びつく成分があればいいのです、その役割を果たしてくれるのがポリフェノールです。
ポリフェノール が絶大の効果を発揮します。
花びら、果実の皮や種、茎など、光合成を行う植物に存在します。
ポリフェノールは種々様々な色彩の花びらを作る成分であり、昆虫などの外敵によって分泌された毒を無毒化させる抗酸化物質です。
ポリフェノールとは、化学構造中にフェノール水酸基が3個以上含まれる物質の総称で、約4000種類あります。
代表的なポリフェノールがどんな食品に含まれているかをみてみましょう。
フラボノイド:緑茶、ブドウ、ナス、ソバ。
カテキン:緑茶 。
タンニン:カキ、緑茶、赤ワイン。
ケルセチン:赤ワイン、ココア、タマネギ、ブロッコリー。
アントシアニン:ブルーベリー、イチゴ、ナス 。
イソフラボン:大豆、そら豆などの豆類 。
赤ワインをよく飲んでいる欧州の人たちは喫煙率も高く、また肉やバターなどの動物性脂肪をたくさんとるので、動脈硬化を誘発させる因子が高いことがわかります。
しかし、アメリカなどに比べると動脈硬化が進行した脳卒中や心筋梗塞の割合がはるかに少ないデータがあります。
日本人も緑茶を多く飲んでいますが、脳卒中や心筋梗塞などは赤ワインを飲んでいる地域の人々に比べるとまだまだ多いのが現状です。
動脈硬化と高血圧
糖尿病の方や高血圧の方が、長年治療をせずにそのままにしていると、血管がもろくなり、所々で出血がおこったり血管が詰まったりします。
これが動脈硬化です。
全身で言えば、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などの病気です。
血糖値は空腹時血糖だけでは把握できないことが多いです。食後血糖が異常に高いのに数時間後には正常に戻っていれば、見逃される場合があります。HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という値を調べてもらってみてください。
安定剤は一般的に血圧を下げます。そのせいで血圧の上が低くなっているのではないでしょうか?低くて立ちくらみがするとか、朝が起きられず生活に困るというのでなければ、血圧は100前後あれば上げる必要はないと考えます。
当然ながら甘いものを少し少なめにして、脂質もおさえましょう。お菓子はケーキ類よりも和菓子を。脂質がかなり少ないです。
食事はなるべく昔の日本食に近づける事です。野菜は温野菜にすれば結構摂取できます。
動脈硬化と食事療法
動脈硬化には食事でコントロールすれば、劇的に改善が期待できます。
食物繊維は小腸でのLDLコレステロールの吸収を阻害し、排出する働きがあります。
ミカンを薄皮ごと食べたり、ゴボウなどセルロースの多い野菜類、またペクチンやリグニンなどを含む海藻類、さらにはキノコ類などを十分にとるようにしましょう。
糖分のとり過ぎもよくありません。
1日30g以上をとると中性脂肪が高くなり、動脈硬化を予防するHDLコレステロールが低下してしまいます。
また果物は身体にいいとされていますが、意外に果糖が多いので注意が必要です。
塩分のとり過ぎは血圧を上昇させて細動脈硬化を招くほか、脳出血や胃ガン、腎臓病などを起こしやすくします。
麺類のスープや、漬け物を残すようにするなど心がけ、塩分の摂取量を控えるようにしましょう。
適量の飲酒はHDLコレステロールを増やし、動脈硬化の予防にもなりますが、高血圧症や細動脈硬化の人が深酒を続けると脳卒中を起こしやすくなりますから、飲み過ぎに注意しましょう。
日本酒なら1日1合、ビールなら1本、ウィスキーならダブル1杯程度を、タンパク質を中心としたつまみを食べながら飲むことをおすすめします。
肥満は動脈硬化の危険因子であると同時に、高血圧症や高脂血症、糖尿病の危険因子でもありますから注意が必要です。
逆にいえば標準体重に戻すことができたなら、それらの病気を解消できる場合も少なくありません。
腎機能が低下していない限り、タンパク質をとりましょう。
大豆などの植物性タンパク質に含まれるアルギニンや、白身の魚に含まれるタウリンという物質は、動脈硬化を予防する効果があるといわれています。
動物性脂肪を含む食品を多く食べるとLDLコレステロールが増えます。
これは粥状動脈硬化症に大きく関っていますので、卵やレバー、生クリームやバターを食べ過ぎないようにしましょう。
肉の脂身やバター、生クリームには動脈硬化を促進する飽和脂肪酸が多く含まれているので、逆に不飽和脂肪酸を多く含む植物油や、魚の脂肪を比較的多くとるようにしましょう。
以上のように、食生活からの見直しが急務です。